2.5 ビデオ録画機器 ケーブル


NTSC のカメラの場合にはケーブルの購入・設置工事 が非常に重要です。
1)種類・購入
  1. 電源供給もセットされたケーブルが利用されています。(映像・音声・電源±の3本)
  2. パソコンまでの経路を事前測定し長さを 10m単位で決めます。(市販最長40m程度)
  3. 最近は大きなホームセンターでも販売されていて、コネクターの種類で 2-3 あります。
2)配線取付
  1. 壁取付の配線器具は粘着テープ取付のもの(1m)を使用すると簡単です。
  2. しかし、上記のものは屋外の外壁では夏季の高温時に剥がれる場合があり、押し付け修正が必要です。
  3. 壁以外では、給排水管の外周を利用し、ナイロンファスナーで固定する方法もあります。
  4. 屋外でのナイロンファスナーは、【耐候性】の表示があるものでないと、紫外線等により硬化して破損するため長期の使用は不可です。
3)扉通過配線
  1. 専門業者による工事では、このような事はしないと思われますが、自前工事の場合には開閉扉のすきまを通して配線をせねばならない場合があります。
  2. 専用の配線器具も販売されています。
  3. 3mm以下の厚みならばなんとかそのままで設置できるようです。

USB のカメラの場合は付属のケーブルを利用するケースがほとんどと思われます。
1)機種により付属(実際はカメラに固定されていて外れない)の長さは異なり 0.7 - 2.7m 。
2)延長ケーブルの利用は可能かもしれませんが、10m が限度と考えておいた方がよいようです。

   NTSC用 参考 写真
1)ケーブルの素線写真
  1. コネクターを切断し、延長接続する場合の参考写真です。
  2. 灰色で細目の3本線で、フレキシブルで配線工事がやり易いものです。
  3. 3本とも同じ素線の構成でした。(最新のものは、電源のみ撚線へ変更されました)
  4. 芯線が1本でなく撚線となっています、絶縁被覆の耐熱性・耐ノイズ性は心配ですが加工は容易です。
2)増設カメラ用の電源引出し配線
  1. カメラ4台等の場合に、配線の本数を少なくするための工事です。
  2. 右側の3本の中央が電源線です。
  3. 3本の両サイドの2本は映像信号線です。
  4. 左上が増設の電源線です。
  5. この配線で、2台のカメラよりの映像信号・電源供給を実施します。
  6. 音声は利用しない配線構成です。
3)壁・配管を利用した配線
  1. 右側のタイル壁面に粘着テープでの配線器具を取付。
  2. 上よりと横へ 2本 見えます。
  3. 黒色ビニールテープで巻いた部分が上写真の接続部です。
  4. 配管に巻いた茶色のバンドが【耐候性】のナイロンファスナーです。
  5. 配管左の白い電線が下に設置したカメラ用の配線です。
3)カメラ用コネクタ隠し
  1. 赤丸はカメラ
  2. 赤四角はコネクタ隠し用モール
  3. 配線用のモールよりも太い
  4. 黒いカメラはダミー

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