2.1 ビデオカメラ


 監視用のビデオカメラを選定する場合、下記の項目の方針と対応を明確にする必要があります。
1)カメラ取付場所
  1. これが最も重要です。(屋内外・具体的な場所)
  2. 屋外の場合、雨・雪・風による樹木の揺れ⇒影 が障害となります。
2)カメラ外観
  1. 監視カメラとすぐに判別されてもよいかどうか。(大型で威圧効果を狙う方針も有)
  2. 天井取付では火災センサー形状のもの があり、目立たない効果があります。
3)カメラ機能
  1. 解像度・角度調整・暗闇対応・信号形式
  2. 通常 NTSC (日本国内で一般的に使用されているTV信号と同じ規格名 映像・音声 線)
  3.   又はUSB (パソコン用の映像・音声・電源 セット) 形式です。
  4. ネットワーク (LAN ケーブルのみ、電源別途) は録画形式が Motion Jpeg (AVI) のものが多く、録画には不利と判断します。
  5. 無線方式は受信機の位置の選定、電源の確保と、電波ノイズの課題があります。
  6. 安価な USB (WEB) カメラは、焦点調節が手動で解像度不足のものがあり要注意です。
  7. Logicool 社製(下記) は UFO Capture 対応ですが Qcam Pro 仕様以上が無難です。
    http://www.logitech.com/ja-jp/webcam-communications/webcams/devices/3480
  8. 通信販売での コンパクト・高機能・廉価 カメラ   夜間用赤外線LED が 30個もついて防水機能があり、レンズの焦点距離が選択できるものを使用してみました。
    http://www.tu-han.net/camera2.html

    夜間での検出感度が良好で、今後設置するものはこのタイプ【下記2)】のものにする方針です。
4)カメラ取付工事
  1. コンクリート壁の場合には、振動ドリル等の工具などが必要です。
  2. 本格的なものは、高額となりますが専門業者へ依頼するべきと思われます。
  3. インテリア置物風の USB カメラ (Qcam Orbit) 【下記3)】は、取付工事が不要で便利です。

1)煙センサー型カメラ取付
  1. 目立たないカメラの取付状況
  2. 2本のネジで軒下へ取り付
  3. 細い金網のため、画質は問題無し
  4. 電源・信号線のコネクターは内蔵可
  5. 屋外用の防水機能がないため要注意
  6. ケーブルをつたっての水の浸入防止も要
  7. 類似型式で音声付(底部にマイク)のものが水の浸入で破損した体験があります
2)コンパクト・高機能・廉価 カメラ
  1. 上記 3)8. SA-48678HVD 広角レンズ
  2. 夜間用赤外線LED が 30個 防水機能有
  3. 約20m照射 消費電流は 300mA と高め
  4. LED の寿命は約20,000時間 (約 2.3年)
  5. 夜間LED使用時の画像は白黒で粗い
  6. コンパクトな金具で2本のネジにて取付
  7. 角度調整後はプライヤーで増し締め要
  8. 配線の際には変換コネクターと電源プラグの部分が太くなるため、対処が必要です
3)USB接続カメラ
  1. Qcam Orbit 上記 3)7. 4)3.
  2. 電源・信号ケーブルは 1本 のみ
  3. ビデオ Capボード は不要
  4. 置くだけで設置(底面滑り止めゴム)
  5. 上下角度 調整可
  6. 良好な画質です
  7. カメラ 1台という制約有


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