【1】初期段階のテスト状況
内臓の電池では4時間程度使用可で電池の取替はできないため、軌跡データを利用する場合などでは不足します。対策として単3電池4本を追加で使用する方式を採用し、電池ケースのみ購入しましたが安定して長時間使用できないため nuvi205&250専用のUSBケーブルを追加購入しました。電池の使用方法をテストした結果、アルカリ電池4本を2セット交互に使う方式としました。理由は新品のアルカリ電池を連続して使用すると熱を持ち内部抵抗が高くなるためか4時間程度で使用不能となります。これを放置し冷却すると再に4時間程使用可能となるためです。eneloop の方が環境のためには良好ですが専用の充電機器が必要で旅行では荷物が多くなる課題があり要検討です。
2009/08 一泊の信州ツーリングへ行きアルカリ電池を使用したところ散々な結果でした。準備した電池は一方は3時間、他方は使用できないという結果でミニノートパソコンより給電し急場をしのぎました。長野市の100円ショップで購入した2セットも使用できないという最悪の結果でした。
帰宅後に調査したところ、新品のアルカリ電池は電圧が高過ぎて使用不可となるため LEDライトを使用して電圧を落とすと使用開始できました。アルカリ電池は品質のバラツキもあり今回採用した電池ケースには適していないようなので eneloop(ニッケル水素)を使用する方が安全と思われ方針変更しました。
荷物が多くなると電池ケースの設置方法も工夫する必要があるため、次のように変更を実施しました。(2009/08)
標準の吸盤アダプターを電池ケースへ取付て一体化しました。又電圧コントロール部よりサイクルコンピュータへの妨害電波が発信されているためアルミテープを貼り付けて防止しました。
前カゴの左上部へ薄いアルミ板で作成した治具を取付け太めの輪ゴムで簡単に取付できるように最上図の写真より改造しました。LEDライトも使用できるように大きな孔をあけ、従来より使用していたライトを取り外し収納スペースを確保できました。
【2】改造を進める過程での検討項目
- 電池ケースを含めたユニットとして使用・取り外しを容易にする。
- 取り外し後の未使用時に取付金具などが邪魔にならないようにする。
- 画面の光反射への対応のための角度調整ができる場所を選定する。
- 路面よりの振動・衝撃対策をとる。
- 電源コードは起動時にボタン操作回数が増加しない接続方式を採用。
- 吸盤の吸着力低減⇒落下対策として、石鹸液利用を検討。
【3】電池ケースのトラブル対応
電圧コントロール部よりサイクルコンピュータへの妨害電波は予想以上にひどく防止方法に困っておりました。電池2本の場合はこの機能(昇圧)は必要と思われますが4本の場合には不要と判断し取り外し安定した作動が得られました。(電池使用時間の減少は問題なし)

取り外した部品は下の写真です。

【4】電源コードの改善
起動時にボタン操作回数が増加しないためと、画面の光反射への対応のための角度調整がスムースにできるようにUSB端子を下の写真のように【カーバッテリー用ケーブル】のものを切断し、専用のものを作成しました。

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